Digitalians' Alchemy Diary Archive



あるけみすとの居る風景:2009 年 02 月

2009/02/22(日)

 プラレールを買い足した。「こんなにできちゃう!レールいっぱいセット」に単品の「1/4直線レール」「8の字ポイントレール」「ニュー大鉄橋」。レールセットに坂レールと坂曲線レールが入っているので、立体的なレイアウトが楽しめるようになった。鉄橋はまあそれほど重要じゃないのだが、あると高架部分が華やかになるのがよろしい。プラレールの「大人遊び」の世界に打って出る気持ちは毛頭ないが(とても張り合えるレベルではない!)、レイアウトを考えるのは楽しいし、子供たちとも一緒に遊べる。もっとも、3人で遊んでいるところを妻が写真にとってくれたのだが、僕が真剣に電車を走らせている横でヒメはぼーっと突っ立っているし坊はあくびをしているし、なんかオヤジの趣味にむりやり子供たちをつきあわせているように見えなくもないところがなんとも。

2009/02/20(金)

 ラヴェルの「ラ・ヴァルス」ピアノ独奏版をさらい始めた。別に誰かに聞かせる意図はないのだが、最近ヒメが3拍子の曲をよくさらっているので、何となく弾いてみたくなった。3拍子といっても、メインテーマのところはリズムがとりにくい。

La Valse 1

 左手の8連符がこの部分の大きな特徴なのだが、こいつを漫然と弾くとワルツに聞こえない。管弦楽版ではたいがいどこかのパートが2拍目を刻んでいるので、これを押さえておけばワルツのリズムができあがっていくのだが、ピアノ版では音が足りないのでどうしようもない。仕方なく、こんな風に弾いている。

La Valse 1b

 まあ、もちろん譜面通りに露骨にやるわけじゃなくて、最初の音を少しテヌート気味に鳴らして、2番目以降の音を3拍子のリズムの中に流し込むような感じ。ただ、やっぱり8連符的に聞こえないといまいち面白くないという気もするので、うまく崩していかないといけないみたい。

 音が足りないと言えば、楽譜で小音符で書いてある音をどうしても入れたいところが出てくる。たとえばここ、やっぱり半音階は欲しいよね。これはそんなに難しくない。

La Valse 2

 序奏部分に出てくるフルートのフラッターの半音階は、無理すれば入れられないこともないけど、ごちゃごちゃするから無くてもいいかな。グールドは入れて弾いていたような気がする。

La Valse 2

 そして、お察しの通り、このエントリを書こうとして LilyPond が動かないのを思い出したので、LilyRunner を作った、というのが 2/13 エントリの経緯。

2009/02/13(金)

 このサイトにときどき登場する楽譜の引用は GNU LilyPond を使って書いているのだが、OS を Leopard にしてから LilyPond の GUI アプリケーションが正常に動かなくなっていることに気がついた。起動はできるし、エディタも機能しているが、メニューが空っぽなので何もできない。LilyPond 開発チームはこのバグをかなり前から認識していたようだが、誰も Mac の実機を持っていないため修正できないそうだ。自前で修正しようかとも思ったが、GUI 部分のソースがどこにあるのかよくわからないし、アプリケーションを再構築するのはとても大変なので、断念した。かわりに、GUI だけを別に作ってみた。

LilyRunner のページへ。LilyPond のユーザーは日本には少ないみたいなので、ドキュメントは英語です)。

 GUI というより、コマンドラインツールのラッパーですな。Drag & Drop で LilyPond のソースファイルを開くと、LilyPond のコマンドライン版が起動して、メッセージがウィンドウに表示される。convert-ly は、AppleScript の update syntax コマンドで実行する。また、PDF のプレビューは自動的に開くが、音符をクリックすると textedit://(file):(line):(column) という url として認識され、これを LilyRunner が認識してエディタで対応箇所を開くようにもしてある(今のところ miCotEditor のみサポート)。

2009/02/11(水)

 昔同じ研究室にいた韓国人の後輩が久しぶりに日本に来たので、自宅に招待。実は僕よりも妻の方がよく知っていたりする。昔話とか、最近の様子とか、話がはずんだ。子供たちもかなり行儀よくて、遊んでほしかったのをだいぶ我慢してくれていた。ありがとね。

2009/02/01(日)

 資源回収があるので早起きして、そのまま子供たちの「フレッシュプリキュア」につきあう。なんと言うか、プリキュア5にくらべてずいぶん安っぽくなってませんか。ストーリーがよくわからんのは初回だから仕方ないとしても、絵がなんだかのっぺりしているし、音楽も薄い感じがする。佐藤直紀さんがプリキュアシリーズで初めて担当を外れたようだが、たいへん残念です。エンディングテーマなんて、きらりん☆レボリューションの劣化コピーに見えて仕方がない。これを1年間見るのかよ〜。